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STUDIO 080 [interior]

仙台市内、国道沿いに位置する元新聞社印刷工場の建物をシェアオフィスへ転用するプロジェクト。中心市街地から離れたロードサイド型のシェアオフィスのあり方を考えた。

運送会社が運営をするということで、シェアオフィス内部にストックのための大きな倉庫や配送のためのヤードを抱え込んでいる。物流業のノウハウを活かした物流サポートをおこない、ビジネスインキュベーションの核としても機能する「人と物を動かすシェアフィス」を構想している。その特異性に呼応した空間を目指した。

元印刷工場・倉庫の大きいヴォリュームを生かし、物の保管から流通までの機能を内包する大きく使えるシェアオフィスを考えた。「モノのための空間」から「人のための空間」への転用である。今回は、第1期工事としてもともと事務所やシャワー室として利用されていた区画をワークスペースとし、タイヤの保管庫となっていた区画を大きなイベントスペースにリノベーションしている。

ワークスペース区画では既存の廊下壁位置を境界に外壁側である西側のみ、天井を解体、幅8m高さ5m奥行き30mの大きながらんどうをつくり、外壁におおきく窓を開け光を取り入れた。その中に必要最小限の管理用事務所およびトイレを内包した箱を配置している。境界から東側の各個室が入るゾーンに置いては既存壁および天井を極力残し、コストを抑えている。

がらんどうの中のフリーデスクスペースやラウンジ、固定デスクスペースといった諸機能については専用の木製家具ユニットによって緩やかに分節を行い担保した。このユニットはレゴブロックのように簡単に再配置・再構成可能なW910/D455/H388mmの三次元に展開された、いわば人のためのパレットのようなものである。積む高さや配置、一番上にかぶせる天板の種類によってベンチやプランター、カウンター、棚およびパーティションなど様々な機能を持たせることができる。140という余剰を持った数量を確保するために、1×4材とマツの角材による極力簡素なつくりにした。

イベントスペース区画は天井を抜き設備配管をすべて撤去、更新・整理配列をし直した。床は黒い長尺シートにワックスを強めにかけ光沢を強調し、他の部屋とは異なる非日常感を際立たせた。

設計と並行してロゴデザイン、コンセプトムービー、WEBデザインも行なっている。
→STUDIO 080 [identity]

  • CLIENT

    Maruyama Unso
  • DATA

    total area:760㎡
    structure : S (renovation)
    program:co-working space
    co-design / constructer:e-SOHKO Research Institute Inc.
  • PHOTO

    Atsushi Shiotani
  • PUBLISH

    architecturephoto.net
    Webマガジン「AXIS」
    designboom
  • AWARD

    2019年度日経ニューオフィス賞 東北ブロック奨励賞
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